Saikaiブログ

西海みかん便りvol.2「マルチ張り」~原口みかん

2016年8月22日

 

西海市の特産品「原口みかん」の成長を

レポートする、西海みかん便り♪

 

 

 

 

今回は、甘さとおいしさの秘訣となる

 「マルチシート」を張った畑にお邪魔しました。

 

 

 

マルチシートとは、土の上を覆うことで

雨などの水分が必要以上にみかんの木や根へ

当たらないようにするために使います。

 

 

木や根に水分が多く取り込まれることで

みかんの味が落ちてしまうからです。

 

 

木の下に敷いた白いマルチシート

 

 

マルチシートは、雨は通さず水蒸気だけを通す

特殊な素材でできています。

 

 

しっかりした生地で重量もあり、

広い畑にシートを張るとなると…とても重労働!

1か所に張るのにも、男性3人で2日はかかるそう!!

 

 

 

真っ白なシートが太陽の光を反射。

下からもみかんに日光が当たるのは良いのですが…

その上に立つ人間にとっては、上下から熱さが!

 

 

まるで「トースターで焼かれるパン」状態!!

作業の辛さから、敬遠する農家さんも多いそう。

 

 

 

マルチシートは約15年前から取り入れました。

張るのに手間はかかるけど、みかんの味が格段に変わる!

味を追求する上では欠かせなくなりましたね。」

と原口さん。

 

 

 

原口さんの口ぐせでもあり、仕事にかける信念

 「やった分だけ、良いものができる」。

 「かいた汗の分だけ、良いみかんになる」。

 

 

手間を惜しまず、原口さん自身が納得できる

みかんづくりへの探求心が、原動力となっているのです。

 

 

 

 

梅雨明け以来、今年の西海市では

雨がほとんど降らず晴天続き。

みかんにとってはどんな影響があるでしょうか?

 

良いこと良くないこと、どちらもあります。」

 

 

では、良いことは?

 

「味が濃くなって、より甘みやうまさが

  凝縮したみかんに仕上がります。

  今年のみかんは特に味が良くできそうですよ。」

 

 

それは楽しみですね

では、良くないことは?

 

含まれる水分が少ない分、実が大きく成長しにくい。

 味は良いけれど、小ぶりなみかんになるかもしれません。

 また、あまりに日照りが続くと木が傷んでしまう

 危険性もあります。」

 

 

そんな事態にならないよう、スプリンクラーでの

水やりも行っているそう。

ただし水をやるにも、収穫する木の順番や

木それぞれの様子を見ながら、1本1本判断が必要です。

 

 

原口さんの畑近くから望める、崎戸や大島、美しい五島灘の景色

 

 

 

「1年として同じ気候はないねぇ」と

 奥様の厚子さん。

 

 

 

 

農業は「観天望気(かんてんぼうき)が重要だと

教えてくれました。

 

 

「観天望気」とは、自然現象や動物の行動から

天気の変化を予測する、昔ながらの知恵。

雲や風、方位などをヒントに、経験から

天気を読み解く力が農家には必要なのです。

 

 

 

 

この日最後に、原口さんから伺った言葉。

「精進に終わりなし!」

 

 

趣味である弓道で、市内トップチームの

選手兼監督も務める原口さん。

武道と農業に共通すること。

それは一生涯修練に励んで、

自分が納得できるものを目指すこと

だと教えてくれました。

 

 

 

次回は、成長したみかんを更に厳選する

仕上げ摘果」の作業にお邪魔します

 

 

 

原口果樹園

〒857-2222 西海市西海町中浦北郷2690

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