Saikaiブログ

子どもたちへつなぐ“平和のバトン” ~西海小学校「平和学習会」

2017年7月25日

 

  

7月中旬。

西海市立西海小学校では、被爆についての実体験を聴く

「平和学習会」が開催され、全校児童94名が参加しました。

 

 

西海小学校は、創立2年目。

2016年の春、西海南小・西海西小が統合してできた

市内で1番新しい小学校です。

 

今回、子どもたちに自らの被爆体験を語ってくれた先生は

長崎市在住の山川 剛 (やまかわ たけし)さん。

  

 

 

山川さんは8歳の時、第2次世界大戦による長崎原爆投下で被爆。

その後小学校教諭となり、子どもたちに被爆体験や戦争の恐ろしさ、

平和の大切さを自ら語り伝えてきました。

 

20年前に退職した後も、著書や講演などを通じ

平和教育に携わる活動を続けています。

 

この日西海小を訪れたのは、平成23年から長崎県が実施している

「被爆体験 講話者 派遣事業」という活動の一環。

今年度は県内11市町・県外8大学へ出向いて講演を行いました。

 

 

■ 世の中を一変させた恐ろしい戦争

  

 

まず、スライドで昔の写真を見ながら

山川さんが子どもだった頃の“世の中”と、“現代の世の中”との違いについて

お話がありました。

 

「ぜいたく」は禁止され、言論の自由まで規制された、

とても不自由な世の中。

  

 

 

さまざまな知識を教えるはずの学校が、竹やり訓練など

敵を攻撃することを教える場になってしまっていたこと。

 

「戦争ほど、人の命を粗末にすることはありません!」と、山川さん。

 

戦争というものが簡単に世の中を一変させてしまう恐ろしさが、

子どもたちの胸にも刻まれたことでしょう。

 

 

891102分、あの日の出来事

 

 

 

原爆の投下によって、どれほど長崎の街が変わってしまったのか。

山川さんの証言と写真を交え、その被害の大きさと恐ろしさが語られました。

 

 

 

「今日で死ぬとかな…死んでしまうとやろうか」

 

わずか8歳の少年が、

死を覚悟しなければならなかった時代があったという事実に、

とても胸が締め付けられました。

 

 

2度と被爆者を作らない!という願い

 

 

 

山川さんがこれまで被爆体験を語り継いできた背景には、

「これからの世界には、2度と被爆者を作らない!」

という願いが込められてきました。

 

また、その願いは夢で終わるのではなく叶えられる!

ということも子どもたちに語られました。

 

「世界には200年以上戦争をしていない国、スイスやスウェーデン

という国があります。軍隊を持たない国も20カ国以上あるのです。」と、山川さん。

 

これまで長崎が歩んだ被爆の歴史とともに、

恒久の平和は決して夢ではない!という希望も語られました。

 

山川さんの話に一生懸命耳を傾けた子どもたち。

 

 

「学校で敵を攻撃する訓練をした、という内容が恐ろしかった。」

「長い間戦争をしていない国や軍隊を持たない国があることに希望を感じた。」

といった感想が発表されました。 

 

 

この青い空がいつまでも続くように…という平和への願いを込め、

山川さんへのお礼に子どもたちから「青い空は」という歌のプレゼント。

 

 

 

 

最後は、山川さんから子どもたちへ。

 

 

「今この握手と一緒に、わたしはみなさんに『平和のバトン』を引き継ぎます。

バトンは落とさず、また誰かに渡せるよう平和な世の中を引き継いでいってくださいね。」

 

 

 

 

「戦争の悲惨さばかりではなく、被爆体験を語ることで

今ある平和の尊さ、いつまでも平和を引き継いでいこう!という

希望も子どもたちに伝えていきたい。」

と、語ってくれた山川さん。

 

2度と戦争を引き起こしてはならない、という思いとともに

今私たちがいきいきと自由に暮らせる「平和な世の中」のありがたさや

この平和を守り続けよう!という希望を感じた「平和学習会」でした。

 

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