Saikaiブログ

西海市郷土史研究会と行く「史跡めぐりツアー」~西彼・大瀬戸

2017年11月28日

 

 

11月上旬、「西海市郷土史研究会」メンバーによる

「史跡めぐりツアー」が開催されました。

 

 

西彼町平原郷 県史跡「平原(ひらばる)の切支丹墓碑」

 

 

「西海市郷土史研究会」は、今年6月新たに発足。

メンバーは主に、これまで旧5町の「史談会」や「歴史研究会」として

それぞれ活動してきた歴史愛好者の方たちです。

 

これまで学び・研究してきた西海市の歴史を

「次の若い世代に残そう」との考えから会を1つにまとめ、

新たなメンバーも加わって、現在約40名の会員が在籍しています。

 

 

発足後、初めての「史跡めぐりツアー」として今回めぐったのは、

西彼町と大瀬戸町にある史跡スポット。

 

お天気にも恵まれ、ツアー日和!

西海市の歴史をたどるショート・トリップへ出かけましょう♪

 

 

 

 

■大村藩時代の史跡スポットをめぐる~西彼町

 

西彼町内を案内してくれたのは、

「西海市郷土史研究会」の理事 小佐々 泰亮さん。

 

 

 

今の西海市を含む、

肥前国彼杵(ひぜんのくにそのぎ)地方を治めていた大村藩。

 

戦国時代に日本初のキリシタン大名となった大村純忠をはじめ、

大村藩政にゆかりのあるスポットを紹介していただきました。

 

    

 

 

◆大村藩の家臣であった「岩永和泉守(いわながいずみのかみ)の墓」

 

 

 

◆キリスト教信仰により破壊・焼失した「白栄山泉浄寺(はくえいざんせんじょうじ)跡」

 

  

 

各スポットごとの案内では、

小佐々さんの口からあらゆる歴史エピソードが出てくる・出てくる!

 

様々な文献、歴史上の人物の子孫から聞いた言い伝えなど

教科書を読んだだけでは分からない“歴史のおもしろさ”が

ぎゅっ!と詰まった案内でした。

 

 

◆大村湾沿い亀浦地区でかつて殉教した親子の遺骨が眠る

「小干浦(こぼしうら)の殉教碑」

 

 

◆県史跡にも指定される大村家家臣・相川氏の墓碑「平原(ひらばる)の切支丹墓碑」

 

 

 

 

キリスト教の広がりと禁教令、外国船の来航といった

異国からもたらされる様々な影響に対峙しながら

大串金山での採掘、新田開発など、人々の暮らしを支え尽力した

大村藩の歴史を見学することができました。 

 

 

■海・川とともにあった人々の暮らしを知る~大瀬戸町

 

大瀬戸町雪浦地区を案内してくれたのは、

「西海市郷土史研究会」副会長 林 吉行さん。

 

 

林 吉行さん(写真1番左)

 

まず最初に、「大瀬戸町歴史民俗資料館」を見学。

 

平安時代に雪浦地区で採れた石を使って製造され、青森や沖縄など

日本各地で使用されていた「石鍋」について紹介いただきました。

 

 

「使用された石鍋が見つかるのは、貴族の住居跡や寺社が多い。

  使用していたのは庶民以上の暮らしをしていた人々と考えられます。」と、林さん。

 

 

海に面した大瀬戸周辺で暮らす人々の中には、

船に生活用品を積み込み、漁をしながら暮らしていた「家船(いえぶね)

という生活様式もありました。

 

 

展示されているのは、1/3の大きさの「家船」模型。 

 

 

「小田貝塚遺跡公園」では、

弥生時代に現在の雪浦川周辺で暮らしていた人々の生活跡を

見学することができます。

 

 

 

山奥に残る「猪垣(ししがき)の落とし穴」跡。

江戸時代、イノシシから農作物を守るため築かれた石積みの塀「猪垣」。

追い込んだイノシシを獲るために掘られたと思われる穴は、深さ約2mもあります!

 

 

「落ちたイノシシは獲って人が食べていたのだろうか?」 

見学するメンバーの中であれこれ思索するのもツアーの醍醐味♪

 

 

龍がパカっと口を開けたような姿に見える「辰の口岩」。

 

 

雪浦の海岸沿いでかつて堤防ができる前、波が打ち寄せ削られた自然の造形美です。 

 

 

普段の暮らしに身近な地域でも、

「こんな場所があったの?」という意外なところに

昔の人々の暮らし・歴史は息づいています。

新しい発見のたくさん詰まったツアーでした。

 

 

「西海市郷土史研究会」では、

今後も西海市内各地の史跡をめぐるツアー開催を予定しているそうです。

 

 

 

メンバーそれぞれが得意とする地域の歴史を共有し合い、

西海市ならではの文化遺産、史跡の価値や素晴らしさを

広く語り継いでいってほしいですね。

 

 

「西海市郷土史研究会」は会員募集中!

 

知れば知るほどに視野が広がり、面白さが深まる西海市の歴史。

好奇心や探究心を働かせて、西海のルーツ、歴史について

一緒に学んでみませんか?

 

●西海市郷土史研究会

事務局長 岸本 徹也さん TEL:090-1512-4350

 

●西海市HP内 西海市内にある文化財等一覧は→こちら

 

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