Saikaiブログ

「お~い!お茶」の茶葉へ~大瀬戸町で一番茶摘み・加工場レポート

2018年5月24日

 

 

みなさんよくご存知のペットボトル緑茶飲料、伊藤園の「お~い!お茶」。

 

実はその茶葉、西海市大瀬戸町でも栽培されているんです!

ご存知でしたか?

 


画像提供:AC

 

茶葉の栽培から「荒茶(あらちゃ)」の加工まで行っているのは

西海市大瀬戸町に本社を置く、山口農産さん。

 

茶畑と加工場にお邪魔して見学させていただきました!

 

 

 

■耕作放棄地を茶畑にして約10

 


 

5月初旬といえば「八十八夜」。

4月下旬から今月下旬まで、一番茶摘みが最盛期を迎える時期です。

 

山口農産では「一番茶」から11月中旬まで摘む「四番茶」までを

荒茶に加工し、静岡県にある伊藤園へと出荷しています。

 

「四番茶は『秋冬茶(しゅうとうちゃ)』といって、

 おもに『ほうじ茶』へ加工されます。」

と教えてくれたのは、山口農園 社長・志田 亀夫さん。

 


 

 

志田社長たちがこの土地にお茶の木を植えたのは平成19年。

 

茶葉農家が全国的に減少し、新たな産地を求めていた伊藤園からの要望と、

長崎県からの助成金「産炭地域新産業創造等基金」といったサポートを受け、

大瀬戸町でのお茶作りがはじまりました。

 

 

 

「むかし大瀬戸では乳牛を育てていた人がいて、

 この畑は牧草地だったんです。時代の流れで畜産農家は少なくなり、

 ここは耕作放棄地になっていました。」

 

◆炭鉱に変わる新たな産業の育成

◆耕作放棄地の活用

◆茶葉農家不足の解消

(参考:伊藤園 茶産地育成事業 https://www.itoen.co.jp/csr/cultivate/index.html)

 

さまざまな問題の改善につながる作物が「茶葉」だったんですね!

 

今年の茶葉の出来はいかがですか?

 

「桜の咲く頃に起きる『遅霜(おそじも)』が今年はなく、

 良いお茶になりそうですよ。」

 

 

美しい新緑色の柔らかな葉っぱが、雨のしずくに濡れ

キラキラと輝いていました

 


 

■「荒茶」とは?

 


 

摘んだ緑茶は加工場へと運ばれ、その日中に「荒茶」まで

加工しなくてはなりません。

 

摘み取った花がしおれてしまうように、

茶葉もそのままでは酸化が進み、香りや味が落ちてしまうのです。

 

「荒茶」とは、

茶葉の酸化を抑えるための、煎茶(私たちが飲むお茶)にする前段階の工程です。

 

荒茶加工場内を案内してくれたのは、工場長の平石 栄治さん。

 


 

工場内での加工方法は“企業秘密”ということで、写真撮影はNG

荒茶に加工されるまでの工程を見学させていただきました。

 

 「中でも収穫量が最も多いのが今、一番茶の時期なんです。」

と平石さん。

 

この時期、荒茶への加工作業は夜中や朝方にまで及ぶこともあるそうです!

とってもお忙しいんですね!!

 

【 荒茶への加工工程 】

 

<1>茶葉を乾燥(脱水)この日は雨だったので脱水も行っていました。

 

<2>釜で炒る …天候によって変化する温度・湿度を見ながら、炒る温度を調整

 

<3>茶葉を選別 …焦げてしまった茶葉などを除く

 

<4>揉捻(じゅうねん) …余分な水分をさらに取って、葉をつぶす

 

<5>粗揉機…葉を乾かし撚()っていく

 

<6>揉捻機

 

以上のような工程を経てできたのが、こちら!

 


「荒茶」の段階でも飲むことは可能。煎茶とは違う、茶葉本来の風味や味を楽しめるそうです。

 

その日の温度・湿度によって機械の運転方法を調整したり、 

茶葉の香りや状態を人の手で確認したり、

機械任せだけにはできない加工の工程を知ることができました。

 

ここから更に火入れをしてやっと煎茶になるなんて・・・

お茶を飲むまでには、作り手とたくさんの工程が関わっているんですね。

 

 

 


大瀬戸から荒茶として出荷されたお茶は、

他の産地のお茶とともにブレンドされ、伊藤園独自の「おーい!お茶」

となって全国各地に出荷されています。

 

今後「おーい!お茶」を飲んだ時には、

ぜひ西海市の茶畑に思いを馳せてみてくださいね♪

 

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