Saikaiブログ

西彼杵半島に伝わる伝統の郷土料理「からべ煮しめ」料理教室

2018年7月9日

 

 

 

6月下旬、大瀬戸町コミュニティセンターの調理室では

郷土料理「からべ煮しめ」の作り方を学ぶ教室が開催されました。

 

 

■「からべ煮しめ」とは・・・

 

 

ごぼう・里芋・人参といった根菜や、厚揚げ・高野豆腐など、

肉魚を使わず身近な素材で作る“煮しめ料理” 。

 

長崎市外海町や、西海市大瀬戸町、西海町など

西彼杵半島では昔から冠婚葬祭や行事に欠かせないメニューです。

 

料理名の由来ともなっている特徴が・・・

素材を切らずにまるごとじっくり煮つけ

汁気を切って盛り付けること。

 

地元の言葉で「からべ」=「ひからびる」ということが料理名の由来。

地域によっては呼び方が異なり、大瀬戸町雪浦地区では「ひらき煮しめ」

西海町天久保地区では「あげ煮しめ」とも言われています。

 

 

人参もまるごと1本!そのまま鍋で煮付けます。

 

当日は西海市内外から約20名が教室に参加。

「『からべ煮しめ』を食べたことはあるけど詳しい作り方がわからない、

 自分の家でも作りたい」という方が多くいました。 

 

 

 

 

  

 

■計量スプーンは不要?!味見をして舌で覚える

 

 

 

今回の料理教室を主催し、教えてくださったのは

長崎西彼生活研究グループのみなさん(代表・川口カズエさん)。上写真・右】

「からべ煮しめ」をはじめ、地域に伝わるメニューを伝え

広めるなどの活動をしています。

 

お正月や家族が集まる行事、「おくんち」のお祭りなど

お祖母さんやお母さんが作る様子を見て学び、自分でも作ってきた

という川口さん。

 

素材にしっかり味を滲みこませるためのポイントや

調理のコツを披露しながら指導をしてくれました。

 

 

厚揚げは、しっかり中まで味が染みるよう菜箸で穴を開けておきます。 

 

 

調理中、生徒さんから調味料の分量は?という質問がありました。

“料理教室”なので決まった調味料の分量が書かれたレシピは

あるものの・・・

そこは何十回、何百回と作ってきた家庭の味!

 

「私が作るときは量って作らんさねぇ~」

 

川口さんの舌・記憶に刻まれた“伝統の味”が味付けの決め手。

まずは目分量で調味料を入れ、こまめな味見をして決めていくのです。

 

 

 

「醬油、お砂糖はガバガバ!ドボドボ!!」

料理教室ではなかなか聞かない(聞けない)キャッチフレーズも飛び出しました!

減塩やカロリーなど、普段は健康面を気にして味付けを控えがちですよね。

 

長崎西彼生活研究グループの平 則子さん(写真上・右から3人目)

 

「からべ煮しめ」は最後に煮汁をしっかり切ってから盛り付けるため、

素材の中にまでしっかりと味を含ませるのがポイント!

味見段階では塩辛い・甘みが強い煮汁であることが大切なんです。 

 

   

煮上がってから、素材を一口大に切って盛り付けます。

 

ダシやお醬油の良い香りが部屋いっぱいに広がってきましたよ~

どんなお煮しめに仕上がるのか・・・とっっても楽しみ♪

 

 

「からべ煮しめ」の他にも、

天草(てんぐさ)を煮溶かすところから作る「ところてん」や、

地元のお米を使った「おにぎり」手作り味噌を使った「みそ汁」も作りました。

 

  

 

 

 

■色とりどりの野菜が食卓を彩る「からべ煮しめ」

 

 

 

ごぼうや人参、竹の子、厚揚げなど

るごとのまま煮た素材を一口大に切って盛り付けたら

「からべ煮しめ」の完成!!

 

いよいよ待ちに待った試食タイムです。いただきまーす!

 

 

 

人参、ごぼうも柔らかぁ~

じゃがいも、かぼちゃはしっとり甘~く♪

 

煮付ける時間は限られていましたが、しっかり味がしみこんでいます。

あぁ…どこか懐かしい、心を“ほっ”和ませる「ふるさとの味」です。

 

~~~~ 参加したみなさんの感想 ~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「家族が減りしばらく作っていなかったが、また家で作って食べたい」

 

「正確な作り方がわからず自信が無かったので、とても勉強になった」

 

「母の初盆にぜひ自分の手で作りたい」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

特別な席の料理ゆえ具材の種類が多く、分けて煮付けるなど

手間もかかるため、各家庭で作られる機会は減っているそうです。

 

今回の教室を機会に、ぜひご家庭でも作ってみましょう!

家族のみなさんにも味わってもらいたいですね♪

 

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