Saikaiブログ

【西海市産アボカド栽培への道】「接ぎ木苗」作り~原口果樹園

2018年11月6日

 

 

「原口みかん」の生みの親、

原口果樹園さんの新たな挑戦である「アボカド栽培」について

Saikaiブログ」ではこれまでも2度お伝えしてきました。

◆過去のブログはこちら

農業の未来を見据え挑戦!アボカド栽培~原口果樹園

栽培スタートから4年、アボカドの実がつきました!~原口果樹園

 

 

原口さんがアボカド栽培に取り組みはじめてから、およそ5年。

今回は、実が実る苗木を作るための作業「接ぎ木(つぎき)」について

見学させていただきお話を伺ってきました!

 

 

西海の地でも育ち・実る、強い苗木をつくるために

 

台木と穂木を特殊なテープで巻いてつなぐ様子

 

「接ぎ木」とは、2個以上の植物体を

人為的にきった切断面で接着して、1つの個体とすること。

(wikipediaより)

 

今回原口さんは、

アメリカ・カルフォルニア州から取り寄せた「ズターノ」という品種と、

和歌山県で実を着けていた「ベーコン」という品種

2つのアボカドの木を接合する、という作業を行いました。

 

和歌山県で実った国産のアボカド「ベーコン」。日本で多く出回る品種「ハス」に比べ“クリーミーでまろやかな”お味。

 

 

なぜ1つの品種をそのまま育てないのでしょうか?

 

2つの品種の良いところを取り入れた苗木を作ることが

 できるという利点があります。

台木(根を張っている)の『ズターノ』は耐寒性があり強く育つ品種。

 穂木(ほぎ・上にのばす木)の『ベーコン』は、

すでに和歌山県で実を着けていた木であり、今後も実る可能性が高い木です。」

 

今年春、原口さんの畑で栽培していたアボカドの木にも

実が着きましたが、台風などの影響により落ちてしまったとか。

花が咲き、実が着いても、初めての収穫まで大きく育つことが

とても難しい果樹なのです。

 

 

 

和歌山県で穂木を切る原口さん。

台木・穂木を手に入れるまでにも、アボカド栽培の先進地や研究者の方との

度重なる交渉、作り上げた関係性があってこそです。

 

今回、原口さんが3日ほどかけて行った接ぎ木は約500本。

春までの間は、長崎アボカド普及協議会メンバーが所有する

ハウスの温室で育てます。

 

「苗木を植えた後、半分でも育てば上出来なほうです。」

と、原口さん。

西海市産のアボカドが収穫できるその日まで、原口さんをはじめ

長崎アボカド普及協議会のみなさんの挑戦はまだまだ続きます。

 

 

 

■作り手が減り・増える休耕地対策のためのアボカド

 

 

本業のみかん栽培で忙しい原口さんご夫婦が、

これまで1歩ずつ地道に、着実にアボカド栽培へ歩んできたその理由。

それは、

「良い作物ができる土地を荒らしたくはない」という強い想いです。

 

手入れをする人がいなくなった西海市のみかん畑やビワ畑は

そのままにしておけば山に戻ってしまいます。

アボカドなら、1年目こそ水遣りやこまめな世話が必要ですが

2年目以降は肥料も手間もかからず、5年目以降くらいから

実をつけると考えられています。

 

「最初の収穫量は少なくとも、『実が生る木』があるということが

 土地を荒らさないためには大切。」

と、原口さん。

 

現役の作り手としてみかん栽培を続けつつ、

畑をつなぎ渡す方法・持続可能な「未来の農業」を見据えた活動に

取り組まれているのです。

 

 

★今後、アボカドは西海市内での栽培を予定しております。

 市外の方への苗販売・配布等は予定されておりません。

 

お問い合わせ

HP更新
農林課
電話:0959-37-0070
  • 【募集】11/18(日)めぐりあいイベントin秋の「長崎バイオパーク」
    新アイテム登場!「ふるさと西海応援寄附金」返礼品ガイド
    西海市も出展!11/17(土)~18(日) 島の祭典「アイランダー2018」