Saikaiブログ

松島に伝わる昔ながらのおやつ「こさつけ」作り教室

2019年1月31日

 

 

 

春の「桜坂まつり」、「日本一小さな公園」で知られる

松島で、島内外の市民に向けた郷土料理教室が開催されました。

 

その郷土料理とは・・・「こさつけ」。

西海市民の方でも地域によっては聞き慣れない料理名かもしれません。 

 

「桜坂まつり」でも販売される人気メニュー

 

「こさつけ」は、茹でて潰したさつまいもと

小麦粉・砂糖・塩を練って生地にし、焼き上げた“さつまいものお焼き”。

地域によっては「こっぱ焼き」という呼び名でも親しまれているそうです。

 

教室には地元・松島の方たちをはじめ、昨年に松島へ移住した方、

同じ大瀬戸町の雪浦地区から参加した方など

20名が参加しました。

 

 

 

主催した松島桜坂まつり実行委員会の松田 一明さん(上:写真左)。

 

この「こさつけ」作り教室は今回が2回目となり、

ほかにも松島で獲れる魚を使った料理教室など開催しています。

「この教室をきっかけに、松島の食文化・郷土料理を

若い人たちにも伝えていってほしい。」

と挨拶されました。

 

ではさっそく、「こさつけ」作りにチャレンジ!

 

 

■たっぷりの油で、外はカリッと♪中もっちり

 

 

 

講師は、普段「鉄火味噌」や「手造り味噌」などを作っている

「松島農産物加工所」メンバーのみなさん。

 

今回は、あらかじめ計量してある素材を混ぜて生地作りからスタート!

蒸して潰したさつまいもと小麦粉を混ぜるのは、けっこうな重労働です。

 

しっとりなめらかな生地になるまで、パン生地をこねるように

“耳たぶくらいの柔らかさ”を目安にしっかりこねます。

 

 

 

焼くのはフライパンまたはホットプレート。

たっぷりの油をひいて表面が焦げないように、じっくり中弱火で焼いていきます。

 

 

焼き色がついたらひっくり返し、反対側もこんがり焼いて…完成♪

 

 

 

 

松島では切り方にも伝統的な方法があります。

お祝いごとには『ひし形』切り、お葬式には『長方形』切り。

 

 

ひし形には、繁殖力の強い水辺の植物ヒシになぞらえて「子孫繁栄」や「無病息災」の意味があるとか。

 

 

今回はこのほかに2種類のおやつも一緒に作りました。

 

◆「石垣だご」

 

 

材料のさつまいもと小麦粉は「こさつけ」と一緒ですが、

蒸して調理するのが大きな違い。

水で溶いた小麦粉の生地に、角切りにした生のさつまいもを混ぜ

蒸し器で蒸します。

 

◆じゃがいも版「こさつけ」

 

 

じゃがいもを生のまますりおろし、小麦粉と混ぜた生地を

「こさつけ」と同じようにフライパンで焼きました。

さつまいも版と味の違いが楽しみ♪

 

 

 

■かつては主食として食べられていた「さつまいも」

 

 

3種類のおやつが完成し、いよいよ試食!

いただきます♪

 

「こさつけ」は、外はカリッと・中はもっちり♪

さつまいもの素朴でやさしい風味と甘さがとっても美味!

カリッと焼けた端っこが特においしくて、つい後をひきます。

 

 

 

さつまいも本来のやさしい甘み・風味が味わえたの「石垣だご」。

「こさつけ」よりも甘さは控えめなので、角切りにした

さつまいもの甘さが際立ちます。

 

 

その昔、米が貴重だった松島では

さつまいもや麦が多く作られ、さつまいもは主食として

食べられていたのだとか。

 

小麦粉の生地にさつまいもを入れて作る「こさつけ」や「石垣だご」は

そのままさつまいもを食べるよりも量が増え

人々のお腹を満たしていたのかもしれませんね。

 

江戸時代、西海市が属した大村藩は

このさつまいもがあったからこそ飢饉を免れたという歴史もあります。

 

さて、じゃがいも版「こさつけ」のお味は?

じゃがいもから出た水分で柔らかめとなり、よりお餅のような食感に。

じゃがいもの風味、もっちり食感が楽しめました。

 

 

 

今回習った3つの“郷土料理おやつ”。

まずは習った通りに、時にはアレンジも加えながら

「松島の味」をより多くのみなさんに伝えていきましょう♪

 

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