更新日:2019年12月13日

農業の未来を見据え挑戦!アボカド栽培~原口果樹園

「原口果樹園」原口誠司さん

 

「原口果樹園」の原口誠司さんが、近年大事に育てているこの植物。
何の木か、お分かりですか?

 

ヒントは…
「女性に人気で、最近ではスーパーでもよく見かけます。 現在は輸入品が主な作物ですよ。」
と原口さん。

 

大切に育てられている苗木

 

正解は…アボカド!!

 

「西海みかん便り」シリーズ
では、 「原口みかん」の栽培~収穫までの様子をレポートさせていただいた 西海町の「原口果樹園」さん。

 

これまで新品種の開発や様々な珍しい品種の栽培に挑戦するなど、
誰にも負けない探究心で柑橘を作り続けてきました。

今度はアボカドの栽培に挑戦している!ということで、さっそく畑でお話を伺ってきましたよ。

 

西海市でアボカドの栽培に挑戦!

さまざまなアボカドの品種を実験栽培中

 

アボカドといえば中南米など日本と気候環境が異なる海外で生産されている果物ですが、
日本でも実るのでしょうか?

 

品種によっては日本でも栽培できるんですよ。
実際に、愛媛県や鹿児島県ではすでに栽培されています。
いろいろ試した結果、ここ長崎県でもできそうだ、ということがわかったんです!

 

一果樹農家として、農業が抱えている問題

  • 遊休農地の活用
  • 農業者の高齢化
  • 生産性の向上

について、具体的な改善策を探していた原口さん。

 

「ある日ご近所の人がアボカドを食べた後、種をポイッと庭に捨てたところ
芽を出した!と聞いて…」

放っておいても芽を出し、スルスルと成長したというアボカドに目が留まりました。

 

果樹栽培の未来を見据えて語る原口さん

 

「荒れた土地でも元気に育つ作物、 『びわ』『みかん』の遊休農地を活用できる作物を
探していました。 これまで様々な作物も試してきましたが、
特にアボカドは栽培に手がかからない・食べる際の加工の必要もない!
西海市の新たな作物として大変有望だと考えています。」

 

長崎県、しかも西海市育ちのアボカド!! ぜひ食べてみたいですね★

 

アボカドの花のつぼみ

アボカドのつぼみ。白い花が咲くそうです。

 

苗木を取り寄せ、実際に栽培をはじめたのは4年前。
まだ実をつけたことはないですが、今年初めてつぼみをつけました!

 

たくさんのつぼみをつける苗木

 

国内でアボカド栽培に取り組んでいる愛媛県、和歌山県、鹿児島県へ度々視察に訪れたり、
様々な情報を集め実践してきた原口さん。

 

「実際にやってみて分かったのは、最初の1~2年が肝心ということ。
あとは放っておいても育ちます。」

 

温暖な気候が原産地のアボカドは、冷たい風が苦手。
日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。 栽培の条件が、みかんの畑と似ているんですね。

 

原口さんの取り組みをはじめ、 農業課題の新たな解決策として注目が集まるアボカド。

3/2(木曜日)県内で初めて開催された「アボカド栽培普及セミナー」には、
原口さんも栽培実践者として参加・講話し、140人を超える参加者が集まりました。

 

 

 

今後、アボカド栽培を本格化する上で課題は?

「より多くの方に栽培を広げるため、実験圃場を作る必要があると考えています。
そこでアボカドの苗木、苗木のもととなる台木を作りたいですね。」

 

ただ苗木を広めるだけでなく、
“長崎の土地・気候に合った栽培方法”を自ら確立したいと語ってくれた原口さん。
農家としての誠実さ・パイオニア精神を感じました。

 

先人たちが残した畑を荒廃させないため、 次世代に引き継ぐ“バトン”の役割として
アボカド栽培に期待したいですね!

 

 

 

ハウスで実る「不知火」

「原口果樹園」のビニールハウスで栽培されている「不知火(しらぬい)」。 もうすぐ収穫です!

 

「なつみ」

こちらは原口さんイチオシの「なつみ」。実ってから1年も木に成らせたまま完熟させます。

 

「なつみ」は手で簡単に皮が剥けます

「なつみ」は5月ごろから出荷予定。 味の濃厚さ、甘さ、マンダリン由来のさわやかな香りが魅力です♪

 

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