県立時和特別支援学校西彼杵分校(小・中学部)開設について

令和7年度4月に、西海市立大瀬戸中学校の1階に「県立時和特別支援学校西彼杵分校(小・中学部)」が開校します。
県立時和特別支援学校西彼杵分校(小・中学部)は、主として「知的障害」の子どもを対象としています。西彼杵分校の開校により、ここ西海市において、小学部から高等部までの一貫した特別支援教育を受けることができるようになります。
1 開設場所について
県立時和特別支援学校西彼杵分校(小・中学部)は、西海市立大瀬戸中学校校舎の1階部分に開設されます。(※現在、改修工事進行中です。)
2 就学対象者について
県立時和特別支援学校西彼杵分校は、知的発達に遅れが見られる児童生徒を対象としています。
対象については、「学校教育法施行令第二十二条の三」にあたるかどうかが判断基準の一つとなります。
「学校教育法施行令第二十二条の三」~知的障害~
一 知的発達の遅滞があり、他人との意思疎通が困難で日常生活を営むのに頻繁に 援助を必要とする程度のもの
二 知的発達の遅滞の程度が前号に掲げる程度に達しないもののうち、社会生活への適応が著しく困難なもの
※保護者様と学校(未就学児については市教委)とがお子様の就学について共に考え、専門家等からなる市就学支援委員会に意向を提出します。そこでの判定結果を受け、お子様にとって最適な学びの場を市教委が決定いたします。
※就学に向けた諸手続きにつきましては、リーフレットを準備しておりますのでご覧ください。また、学校教育課(0959-37-0078)にお気軽にご相談ください。
リーフレット(R6年9月) (PDFファイル: 485.3KB)
3 通学支援について
通学支援については、市が実施主体となり、車両は市が準備し、その運行(運転・添乗)業務の委託などを行う予定です。
詳細につきましては、こちらを参照されてください。
4 通学支援車両における添乗員について
(1)配置について
・児童生徒の障がい特性を理解した添乗員を各車両1名~2名配置します。
・保育士資格保持者や放課後等デイサービス職員など、児童生徒の障がい特性を理解した添乗員を配置することを目指します。
(2)添乗員配置に係る費用面について
1. 通学に対する支援として、車両の運行は従来のスクールバスと同様で無料ですが、添乗員に関しては、地域生活支援事業を活用したサービスを利用していただきます。
・地域生活支援事業とは、市が指定する事業所と児童生徒の保護者が契約し、そのサービス提供に応じた費用の一部を保護者に負担していただくことになります。
・保護者の負担に関しては、月額3,000円程度となる見込みです。
2. 留意点
<児童生徒が急に利用しなかった場合の費用負担等の算定について>
児童生徒が体調不良等で急遽、通学支援を利用しなかった場合においても負担していただきます。
<利用する児童生徒が極端に減少した場合の対応について>
児童生徒が1台当たり2名以下と極端に減少した場合、車両1台当たりの添乗員の数は1名になることがあります。

5 近況報告
時和特別支援学校西彼杵分校小・中学部では、先日2月10日(月曜日)に、令和7年度に入学を予定している児童生徒と保護者のみなさまを対象とした入学説明会が実施されました。
また、大瀬戸中学校と時和特別支援学校西彼杵分校との話し合いも定期的に行われ、日課や行事等について細かな打合せを行っているところです。
令和7年4月10日(木曜日)には、開校式が予定されています。
いよいよスタートの時を迎えようとしています。
※令和8年度からの入学や転学について御検討されていらっしゃるご家庭のみなさまで、御質問等がございましたら、お気軽に学校教育課にご連絡ください。