こころの健康について
長崎県では、毎年200人以上の方が自殺で命をなくされています。自殺の背景には、「健康問題」や「経済・生活問題」、「家庭問題」など様々な要因・動機があります。自殺対策を推進するためには、自殺に関する誤解や偏見をなくし、正しい知識を普及啓発することが大切です。「自殺予防週間」「自殺対策強化月間」では、命の大切さや自殺予防にかかわる対応方法、相談支援体制等について市民の皆さんに知っていただけるように、国、県、市町村、関係機関が連携して自殺に関する支援策を重点的に実施します。
「自殺予防週間」とは
自殺対策基本法では、9月10日の「世界自殺予防デー」にちなんで、9月10日~16日までを「自殺予防週間」と定めています。
「自殺対策強化月間」とは
厚生労働省では、例年、月別自殺者数が最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施しています。
自殺の危険を示すサイン
1.うつ病の症状がある(眠れない、不安、興味がでない等)
2.原因不明の身体の不調が長引く
3.飲酒量が増える
4.自己の安全や健康が保てない
5.仕事に変化が生じる(負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う等)
6.職場や家庭からサポートが得られない
7.本人にとって価値あるものを失う
8.重症の身体疾患にかかる
9.自殺をほのめかす
10.自殺未遂に及ぶ
上記のようなサインが多くみとめられる場合、自殺の危険性が高まっています。家族などの周囲の人がこのような異変に気づいたら、相手の気持ちを尊重し話に耳を傾けてください。その後、相談機関や医療機関などにつなげましょう。
(出典:長崎県 自殺の現状と対応「あなたが大切」パンフレットより)