「ミカンコミバエ種群の誘殺と防除(テックス板(誘殺板)設置)」及び「まん延防止に向けたお願い」について
1. ミカンコミバエとは
ミカンコミバエは、柑橘、びわ、野菜等に大きな被害を与える害虫です。
台風等の強風により、東アジアや東南アジア等から国内へ侵入していることが、過去には確認されています。そのため、農林水産省植物防疫所及び長崎県が、西海市やJAと協力し、侵入の有無を確認するためにトラップを設置して、侵入を警戒しています。
万が一、侵入が確認された場合は、直ちに防除対策を実施することになっています。
2. 誘殺の状況
西海市内にトラップ(わな)として設置している調査用トラップにミカンコミバエ種群が確認されました。
初誘殺日:令和7年6月19日
3. テックス板(誘殺板)の設置について
ミカンコミバエ種群のまん延を防止するために、農林水産省植物防疫所及び県が緊密に連携し、市とJA等が協力をしてテックス板(誘殺板)を設置しました。
※テックス板とは約4.5センチメートル×約4.5センチメートルの植物質繊維の板で誘引剤と殺虫剤を含ませたもので、自然に土に還る素材で作られています。
◆注意事項
・テックス板(誘殺板)には素手で触れないでください。
・触れた場合は、すぐに石鹸等で洗い流してください。
住民周知用チラシ(トラップとテックス板について)(PDFファイル:166.5KB)
4. まん延防止に向けたお願い
ミカンコミバエは、果樹や野菜の果実に卵を産み付けます。特に成熟期を迎えたぶどう、なし、いちじく、スイカ、トマト、ナスなどの果実について、採り残した果実や地上に落下した果実は、ミカンコミバエの発生源となる可能性が高いので、決して放置せず、必ず地中深くに埋設するか、ビニール袋に入れて処分するなどの対応をお願いします。
まん延防止に向けては、初期の防除が極めて重要です。地域一体となった取組みをお願いします。