船から見る歴史と自然!西海橋クルージング

2月11日(水曜日)と15日(日曜日)の2日間「西海橋クルージング」が開催されました。これは西海市観光協会が試験的に企画開催したもので、本来は、2月8日(日曜日)に実施予定でしたが、強風のため急遽延期となりました。

今回は、11日のクルージングに参加した様子をお伝えします。

 

出発は横瀬西港から

発着場は横瀬西港。佐世保港への定期船が発着する港で、駐車場も完備されています。待合所で受付を済ませると「クルーズマップ」を手渡されました。航路が大変わかりやすく掲載されていて、裏面には、心のこもったイラスト入りの歴史の解説がぎっしり!

市民ライター48

▲乗船開始

今回のクルージングは、通常、横瀬西港と佐世保港間を運行する定期船の“空き時間“を利用したもの。空調の効いた船内に加え、潮風が心地よいデッキ、トイレも完備された立派な船でした。 

市民ライター49

▲乗船した船

市民ライター50

▲船内

海からしか見られない景色

横瀬西港を出発した船は、八ノ子島→横瀬貯油所→針尾無線塔→伊ノ浦瀬戸→弁天島→新西海橋→西海橋と進み、大村湾を少しだけ回遊して折り返します。

 

横瀬貯油所

旧日本海軍時代に建設され、戦時中は東洋一と称された石油タンク群。現在は米軍の貯油施設として使用されています。広さは13ヘクタールで、一部は埋め立てられ、戦車を搭載できるLCAC(エアクッション型揚陸艇)の駐機場にもなっています。

市民ライター51

▲横瀬貯油所 

目を引く不思議な存在感の針尾無線塔

横瀬貯油所の海を挟んだ反対側には、旧日本海軍鎮守府により1922年に4年の歳月をかけて佐世保市針尾島に建設された針尾無線塔がそびえ立ちます。鉄筋コンクリート製の巨大な3本の塔は、2013年に国の重要文化財に指定されました。

市民ライター52

▲針尾無線塔

伊ノ浦瀬戸(針尾瀬戸)の急なS字カーブの最大難所   

伊ノ浦瀬戸(針尾瀬戸)は、日本三大急潮の一つと称され、潮流は最大で時速約16.7kmに達し、大規模な渦潮が発生します。最大の難所は、灯台のある弁天島周辺。島の西側と対岸の住吉神社辺りとの間は100mと狭いため、今回のような大型船は島の東側を航行することになります。弁天島から新西海橋にかけて急なS字カーブになるため操船の最大難所とされています。 

市民ライター53

▲目の前に新西海橋。直進できず、弁天島(灯台が目印)の左側を通るS字カーブ地点  

海から見上げる2つの橋

難所を抜けると、地元高校生たちが「青い橋」「赤い橋」と呼んでいる「新西海橋」「西海橋」が姿を現します。船上から見上げると、橋全体の巨大さを実感することができます。

市民ライター53

▲新西海橋(手前)と西海橋(奥)

★昨年架橋70周年を迎えた西海橋の詳しい情報はこちら↓

https://www.city.saikai.nagasaki.jp/soshiki/seisaku/3/3/1/shiminwriters/shiminwritersaishinkiziitiran/13021.html

 

南蛮来航の地 「横瀬浦」

発着場の横瀬西港は、1562年に南蛮貿易港として開かれた「横瀬浦」にあたります。大村藩大名が洗礼を受け、日本初のキリシタン大名となった地であり、ルイス・フロイス神父が日本に降り立ち、布教活動を始めた場所も「横瀬浦」でした。

また、横瀬西港から見える八ノ子島の山頂に建てられた十字架は、その昔、3日間続けて十字架が空中に現れたのを見た外国船船長によって建立されたとされています(現在の十字架は1962年に復元)。

当時、多くの南蛮人がこの地を往来していた様子が想像されます。

市民ライター54

 ▲八ノ子島

クルージングの締めくくり

横瀬西港に戻ると、西海市観光協会から「さいかい黄金もち」のお土産が配られ、解散となりました。

市民ライター55

▲乗船終了

市民ライター56

▲さいかい黄金もち

海という「特等席」を味わう

約1時間のクルージングでは、各スポットで詳しい解説がアナウンスされ、参加者はデッキに出て潮風を浴びながら写真を撮ったり、船内から自然豊かな景色を楽しんだりと、のんびりしたひとときを過ごしていました。

今回は、日程変更により参加者が30名から17名となりましたが、予定通り日曜日開催となった2月15日は、43名が参加したそうです。

高い技術力により建造された西海橋や100年の歴史を持つコンクリート技術の結晶である針尾無線塔、そしてキリシタンの歴史を秘めた横瀬浦など、歴史と技術が凝縮された充実のクルージングでした。

 

海という特等席から満喫できるこの体験。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

 

問い合わせ先

西海市観光協会

電話:0959-37-5833

メール:info@saikaicity.jp

市民ライター1

私が書きました!

彦坂 邦子さん

2024年に横浜から西海市に移住してきました。周りの方々との会話を楽しみながら、豊かな自然や新鮮な地元の食材を満喫しています。

「地元の当たり前には魅力的な発見もあり」をコンセプトに西海市の情報を皆さんにお届けしたいと思っています。よろしくお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

政策企画課

〒857-2392
長崎県西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷2222番地
電話番号:0959-37-0063

メールフォームによるお問い合わせ